陸上自衛隊が瀬戸市で行軍訓練 幹部も気にする抗議行動
11月16日、多治見市から瀬戸市を経由して瑞浪市に抜ける行軍訓練が実施されました。瀬戸市の担当部署である”市民生活部 防災安全課 防災係“へ問い合わせました。「行軍の目的は何ですか?」「隊員の能力向上と聞いています」「瀬戸市民の防災安全に何故銃を持ってくるか聴いてくれました?」「いえ、聴いていません」250名もの小銃、銃剣、拳銃を持った行軍に対して何の問題意識も持っていない瀬戸市です。
反核センターは、当日の抗議行動と、瀬戸市への要請行動を即刻呼びかけました。
15日、愛知県平和委員会の協力も得て、瀬戸市に懇談と要請。
要請文を読み上げ、意見交換をしていると「皆さんと憲法9条について議論するつもりはありません」とまで言いましたが、自衛隊の行軍を見たことがないというので、明日は見に行くという約束をしました。
16日、大型車両に積み込まれてきた隊員が 20~30人の小隊を組んで行軍していきます。
私たちはもっぱら自衛隊員に向かって、目を見ながら語り掛けました。「被災地で皆さんが頑張ったことは良く知っています。被災地の皆さんが感謝していることも。その自衛隊の姿と、今、銃を持っている姿は全く違う」「あなたたちはどういうつもりで自衛隊に入りましたか?お父さんやお母さんはどんな思いで皆さんをここまで育てたと思いますか?」「いつの時代も、どこの国でも戦争を始める人は"平和のために戦う“といいます。日本もそうでした。その結果おびただしい犠牲者を出し、その反省の上に"二度と戦争はしないと世界に誓った今の憲法が出来たのです」「あなたたちがいましている訓練は、憲法に違反しています。」見に来ていた瀬戸市の職員の胸にも届いて欲しい、と願いながら・・・・・・。
2日間とも少人数でしたが、自衛隊幹部もとても気にしている様子が伺えた抗議行動になりました。