イラク戦争は何だったのかを考える講演会 劣化ウラン弾による子どもへの影響を告発

イラク開戦から10年の節目、愛知県産業労働センターで開催された「イラク戦争が何だったのかを考える講演会」に参加しました。セイブ・イラクチルドレン・名古屋や反核医師の会愛知の共催。イラクバスラの小児科医ワサン・ハミドさんや人道支援している高遠菜穂子さんの講演でした。核のゴミをつめこんだ劣化ウラン弾による内部被曝の影響で、今もなお心臓疾患や口蓋裂など先天性異常の子供が生まれ数ヶ月で死ぬ現実にあらためてショックをうけました。生き延びたとしても脳腫瘍・白血病などの血液がんで死んでいきます。「命」が脅かされているのです。せめてもの救いはここ愛知の病院施設で治療技術を学んだ医師・看護師が現地で活躍し、現在は白血病であれば30~40%で治療に成功しています。しかしまだまだ医療機器・薬・電力などあらゆるものが不足しています。戦争に加担してしまった日本政府が検証し反省し、お金・物資・人材などあらゆる面で支援していかなければ報われません。

講演する高遠さん 3/21

講演する高遠さん 3/21