被爆体験聞き撮りプロジェクト 戦争・被ばくを二度と繰り返したくない

右から川本さん水野さん 6/22 労働会館

右から川本さん水野さん 6/22 労働会館

6月22日、聞き撮りプロジェクト実行委員会と医労連青年委員会が合同した被爆者の聞き撮りには、裁判原告の川本信夫さん(北区在住)と愛友会事務局長水野秋恵さんのお二人が体験を話してくださいました。
川本さんは13歳の時に広島で被爆をされ、父を亡くしました。「あいつはピカドンだ」「病気がうつる」 と差別され、いじめられて転々と移り住まなくてはいけなかった話。 被爆してヤケドをおってから、少し陽にあたるだけでクラクラしてしまい、日雇いの仕事にしかつけなかった話。狭心症、心筋梗塞、腸閉塞、変形性腰椎症… と様々な病気になっても、厚労省は「原爆のせい」と認めてくれず、裁判で闘っていると話してくれました。
水野さんからは、疾病で線引きせず、原爆にあった人全てに補償を…と法改正の署名を集めているので協力してほしいと呼びかけがありました。
爆心地からの距離や疾患名で線引き被爆者手帳を持っていても、病気が原爆のせいだと認められているわけではなく、国はし、原爆の影響を少なく見せようとしているそうです。これは現在の原発被害の問題とも通じることだと思いました。思い出すのも辛い話を、私たち青年のために、「戦争・被ばくを二度と繰り返さないために」と語ってくれたお二人に、感謝します。