愛知県平和委員会 第64回定期大会 ~特集2~

◆特別発言~原発再稼動を許さない中電本社前の金曜行動~(西尾市会員 平山良平)◆
脱原発、再稼働反対は、関西電力東海支社前と中部電力本店前での金曜行動がとりくまれています。私は中電本店前の金曜行動を昨年7月20日から先日までで49回やってきました。
金曜行動を始めたわけは、昨年5月6日から日本の原発54基が全て止まり、大飯原発が再稼働されようという時期に岡山大学の人たちが、「9条を守る変えるシール投票」をしていました。そのニュアンスを変えて、「大飯原発再稼働賛成反対全国一斉シール投票」を一宮、名古屋、岡崎、刈谷、安城、西尾、豊橋でやり、再稼働反対が7割、賛成が1割、分からないが2割で、全国の40箇所も同じ傾向です。その結果をもって、6月に関電本社に申し入れしました。マスコミの世論調査は1千人か2千人です。私たちは1万人を越えている結果を関電本社に突きつけました。平山さん
昨年6月16日に国民生活を守るために大飯原発を再稼働すると首相が言いました。原発が全てとまっていても電力は十分足りているのになぜ再開するんだ。翌6月17日に福井中央公園で、「命が大事 今なぜ再稼働 福井でつながろうパート2」の集会とデモがあり、私も行きました。1分間スピーチが2時間延々と、グループ・個人が思いを述べました。そのあとデモ行進しました。1分間スピーチが中電本店前のショートスピーチにつながっています。
関電東海支社前とともに中電本店前でやらなければいけないんではないかということに思い至りまして、昨年7月20日から中電前で個人が中電と政府に向かって、思いを述べます。一人ひとりがきちんと話す機会を設けようということでやってます。是非、皆さんも中電本店前に金曜日の6時から来て、1時間思いを述べていただきたいと思います。

◆企画と宣伝をセットに(青年・学生部 澤村 暁世)◆
青年学生部の「月例会」を「○○カフェ」と親しみやすい名前にして月1回の開催を続けてきました。例えば、憲法そもそも論を三重短大准教授の三宅先生に講義していただいた「憲法カフェ」オスプレイ配備反対集会の参加報告をした「アンチオスプレイカフェ」です。澤村さん社会情勢にそった「○○カフェ」を行っています。さらに、企画だけで終わらせるのでなく、「憲法カフェ」では憲法についてのシールアンケートを大須商店街で行い、「アンチオスプレイカフェ」ではオスプレイ反対の署名集めたりと企画と宣伝をセットにしてきました。
また、県外へ飛び出し横須賀基地の見学と米兵に妻を殺害された山崎さんに横須賀の町を案内していただいた「よこすかさんぽ」も行いました。
5月の総会から、役員が新体制になりました。世界大会などをきっかけに加入したままになっている人へのよびかけとして新歓交流会を行うことになりました。
県外の青年との交流の第一歩として大阪平和委員会青年協議会との合同合宿「ビックラブピースティ」を11月に計画しています。

 

 

◆自衛隊の監視活動を強めよう(守山平和委員会 戸谷富久美)◆

「6月中旬自衛隊が街の中で、行軍訓練をしていた」との情報がありました。戸谷さん自衛隊が訓練をするときは事前に区役所に通知があり、その時は、元市会議員のくれまつ事務所にも知らせる合意が前任者とはありました。今回は「直前の通知で周知させる余裕がなかった」そうですが、区の担当者は「災害の時お世話になるから自衛隊には何も言えない」と言う態度です。
地域で自衛隊のことが話題なると「早朝から飛行機の音がうるさい」「迷彩服通勤はやめてほしい」などいろいろな声があります。こういった声を集めることや、自衛隊の行動を監視する体制をつくる必要があります。また、基地開放の記念式典で「武装集団としての自衛隊」をアピールし、市民、特に子どもに体験させる行為は、目に余るものがあります。小さな子どもに敵対的行為に参加させることを禁じているジュネーブ条約に抵触していると思います。安倍政権の下で、ますます幅を利かせることが予想され自衛隊に対して、市民の声と理論武装で対抗していきましょう。

 

◆定期大会で確認された今後の活動方針◆

第64回定期大会では1年間の総括と今後の方針に当たる1号議案の報告と討論のまとめとを矢野事務局長が行いました。大会の中で明らかにできた今後のとりくみの基本方向は以下とおりです。

討論のまとめを報告する矢野事務局長

討論のまとめを報告する矢野事務局長

1、共同の輪を広げる・・・矛盾が広がる中で、学びを原点に地域や職場で共同の輪を広げる。
2、地域や職場での発信力の強化・・・「小さい声」が国を動かす大きな力になる。発信力を大事にした取り組みを強める。
3、青年・学生のとりくみ・・・青年の疑問・関心から出発して学び輪を広げる。
4、会員拡大・・・県平和委員会を千人の組織へ。会員拡大が組織や世論を作る大きな力になる。運動(世界大会、戦争展、平和大会、3・1ビキニデーなど)の中で市民とのつながりをふかめ、意識的に会員・読者を増やすとりくみを強める。

 

会場でのストレッチ体操

会場でのストレッチ体操