2013年 日本平和大会in岩国 米軍基地など全国で広がるたたかいを反映

閉会総会 11/7 岩国市

閉会総会 11/7 岩国市

「憲法いかし、平和なアジアを 基地も軍事同盟もない日本へ」をスローガンに、日本平和大会が11月15日から17日まで米軍岩国基地のある岩国市内で行われ、約1200人が参加しました。

今年の大会は、96条改憲にゆきづまった安倍政権のもと、集団的自衛権行使容認、「国家安全保障会議」設置法案、特定秘密保護法案、「防衛計画の大綱」の策定、そして沖縄の新基地建設、オスプレイの訓練飛行の全国展開などなど、憲法改悪の動きを強めている中で、それを許さないたたかいの広がり、共同の強まりなどが報告されました。

大会は、県民ぐるみのたたかいが全国で繰り広げられている情勢を反映するものとなり、沖縄から名護市長、北谷町長、読谷村長、北中城村長、オスプレイの低空飛行を許さないとして広島県廿日市長、高知県本山町長、特定秘密保護法案反対として日本弁護士連合会会長より連帯のメッセージが寄せられ、その報告がされました。

とりわけオスプレイ低空飛行訓練反対では、静岡県、滋賀県、大阪府八尾空港、四国各県などたたかいが広がり、日米安保条約の矛盾を実感するものとなりました。岐阜基地航空祭オスプレイ展示問題も浮上し(その後中止となる)、愛知県にもおおいに関わる状況となっているだけに、学べるものとなりました。

愛知からの大会参加者は、19人。そのうち学生3人を含む青年8人が代表団の平均年齢を下げ、元気に参加しました。愛知の参加者は、大山ヘリパッド建設断念、非核名古屋港への署名運動、ブルーインパルス展示飛行、名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟の各たたかいを各分科会で積極的に発言し、愛知で製作したパンフレット「愛知の軍事産業」を普及しました。

 

平和大会で感じた 「みんなでならできる」

僕は初めて平和大会に参加しました。平和が主なテーマということで、今日の平和に関する問題の多くを学習することができたと思います。また、学習すればするほど自分の知らないことが行われていた事実に焦燥しました。ただ自分が何をできるかも学べました。

今までは1人では何もできないと思っていました。でもそもそも1人で目に見える成果を出すのはほぼ無理で、1人でやれないことをみんなで成し遂げるための活動を心がけることが大事だと思いました。

それにはやはり学び、伝えることがとても大切です。自分が知った真実をまわりに伝えていく役目を、この平和大会に参加した僕たちにはすることができます。この経験は大会の日から活かしてきているつもりです。少しでも世の中が良くなればと思いながら参加した大会で実際に活動するための指針を得られたことは非常に大きかったように思います。これからも学習の気持ちと平和を大切にする気持ちを持って行動して行きたいです。(学生Oさん)