ノーモアヒバクシャ愛知訴訟 ~司法と行政の乖離埋まらず~

報告集会11/25

報告集会11/25

11月25日、「ノーモアヒバクシャ愛知訴訟」の第10回弁論が、名古屋地裁大法廷で開催されました。支援者ら60人が傍聴に参加しました。
入廷前に樽井直樹弁護士から「今日は大きな動きはありません」といわれた通り、法廷では双方の裁判手続の確認作業に終始しました。
しかし、閉廷後の報告集会で樽井弁護士の説明を聞くと、裁判は確実に動いているようです。
国側は、原告側の準備書面に対して、原告の申請疾病を依然として否定しています。国側の姿勢に原告側は、一人ひとりの症状に踏み込みながら、全てのガンが積極認定の対象にも関わらず認めようとしない国側の不当性、8月2日の大阪地裁判決でも認められた低線量被爆を認めるよう迫っています。
また、この間にだされた「原爆症認定制度の在り方に関する検討会」の最終報告原案の説明も行われました。原爆症認定の拡大につながらず、司法の判断と行政との乖離は埋まらないと結論づけました。

次回の第11回弁論は、2014年1月16日(木)午後2時半より、名古屋地裁大法廷で行われます。次回は、ぜひあなたも傍聴におでかけください。