沖縄県知事選挙へ派遣した学生・青年の感想を報告

◆基地問題が身近に

私は、選挙をどのようにしてお手伝いできるのか、そして沖縄県民がどのような思いでいられるのかを知りたいと考えていました。このような思いを抱きながら、実際に、初めて選挙のお手伝いをさせていただいて、思ったことがあります。
それは、沖縄県民が、本当に基地はいらないと考えていることです。私たちは、法定ビラを配りながら、県民の方と対話をさせていただくという形で、選挙のお手伝いをさせていただきました。その中で、私が対話した多くの人から「もう基地はいらないのだ」と聞くことができました。私たちは基地反対の立場です、と説明すると「頑張ってね」と言ってくださる方もいました。私は一つ一つの対話を思い出す度に、辺野古に基地を絶対作らせてはいけないという思いと、沖縄から基地をなくさなければならないという思いが込みあがってきて、絶対選挙に勝ちたいと強く思いました。
私は選挙のお手伝いをさせていただくことで、自分の中で、沖縄と沖縄の基地問題をすごく身近に感じることができました。そのことで、心の底から「私は基地反対だ!」と訴えることができるようになったと思っています。(学生・D)

 

◆沖縄が変わろうとしている

僕は、この選挙に参加して、多くのことを経験しました。まず、一番感動したことは、日本各地から沖縄の知事選の応援をするために沢山の人たちが来ていたことです。それに、演説やビラ配りなどの選挙活動をしている時に、沢山の沖縄県民が応援の声をかけてくれたことです。また握手を交わしたこともありました。この時の握手はただの握手ではありませんでした。この握手で、僕は、今までに経験したことのない、何かとても大きなものを背負ったように感じました。
また活動をしている時に翁長さんの応援をしている人たちは沢山いたのですが、仲井真さんの応援をしている人はほとんどいなかったのが印象的でした。一人、仲井真さんのビラを配っている人はいたのですが、その人から話を聞くと、どうやら仕事で上司の方に言われて仕方なくやっているという感じでした。こういう状態、つまり仲井真さんの応援がいないという状態は、心の底から基地をなくしたいと願っている人がほとんどだということの証拠の一つなのだと思います。これらの他にも沖縄が変わろうとしているということを感じられる出来事がたくさんありました。
僕は、この沖縄での選挙が、確実に、日本を変えると確信しました。(学生・O)

 

◆基地のない沖縄を作る決意を感じた

11月1日から3日まで、青年・学生部の社会人3名で沖縄へ行かせていただきました。
1日目は、普天間基地撤去やオスプレイ配備反対を訴えた「建白書」実現を掲げる翁長雄志氏の「うまんちゅ 1万人大集会」に参加しました。集会参加者は1万5000人にのぼり、「オール沖縄」で基地のない沖縄を作る決意が確認されました。
2日目は、基地問題を考えるため、高江、辺野古、普天間を訪問。現地で日夜反対行動に奮闘する方々からお話を伺いました。生態系を壊し、多額の税金をつぎ込み、国民の暮らしを脅かしてまで、戦争のための基地を作る不条理さを痛感しました。
3日目は、基地のない沖縄を実現する県知事誕生につながるよう、支援活動等を行いました。県民の方々との対話から、基地ノーを約束する新知事誕生への強い願いを感じました。

寄書き布を辺野古ゲートに

寄書き布を辺野古ゲートに

末筆になりましたが、今回の派遣に当たり、たくさんの方から様々なご支援・ご協力をいただいたことを、心より感謝申し上げます。