小牧航空祭3/15ブルーインパルス展示飛行決定に抗議!
航空自衛隊小牧基地は3月15日の航空祭(オープンベース)でブルーインパルスの展示飛行を行うことを明らかにしました。これに伴い県平和委員会は、27日中止を求め抗議の申し入れを行い18人が参加しました。ブルーインパルスの展示飛行は、2005年県営空港の開港以来、計画されてきましたが、地元住民、自治体、平和運動の反対によって許してきませんでした。
この間、地元住民や自治体で構成される春日井市飛行場対策市民協議会や、春日井市、小牧市、豊山町の2市1町の首長が、反対の申し入れを行ってきたにもかかわらず、その声を無視してのアクロバット飛行の決定をすることは、地元の民意を無視した暴挙です。小牧基地担当官は、「総合的判断のもと決定した」「アクロバット飛行ではなく水平飛行する」「反対地域の声を最大限考慮し、その地域で展示飛行をしない」などの説明をしましたが、自治体が住民がいまだ反対の意思を示していることに対しては、だんまりを決め込みました。
今回の発表は、周辺自治体への連絡をしないまま、ホームページでいきなり発表したものです。申し入れに参加した、福本さんは「賛成する人もいるが、もし事故が起これば犠牲にあうのは地元住民だ。地元の声に耳を傾けるべきだ」と訴えました。
申し入れは、メーテレ、毎日、朝日春日井から取材を受けました。
2015年2月27日
防衛大臣 中谷 元 殿
航空自衛隊小牧基地司令 野中 盛 殿
愛知県平和委員会 理事長高橋信
名古屋市東区葵1-22-26民主会館4階
ブルーインパルス展示飛行中止を求める申し入れ
航空自衛隊によると3月15日に予定されている小牧基地航空祭(オープンベース)において、ブルーインパルス展示飛行が行われることとなりました。
この間、地元住民や自治体で構成される春日井市飛行場対策市民協議会や、春日井市、小牧市、豊山町の2市1町の首長が、反対の申し入れを行ってきたにもかかわらず、その声を無視してのアクロバット飛行の決定をすることは、地元の民意を無視した暴挙です。
ブルーインパルス展示飛行は、自衛隊の広報活動を担っており、「自衛隊・防衛問題に対する国民の関心を高め、理解と納得を得る」ことを目的としています。昨今、集団的自衛権行使容認で自衛隊は米軍と一体に変貌し危険な役割を強めています。今回の展示飛行は、このような危険性を「かっこいい」でかき消し、「理解と納得」を押し付けようとするものであり、絶対に認めることができません。
ブルーインパルスは、展示飛行を行う関係から幾度となく墜落事故等を繰り返してきました。1982年11月14日、浜松基地航空祭でブルーインパルスT-2が民家に墜落、1991年には、宮城県金華山沖で訓練中2機が空中接触、2000年7月には、2機のT-4が宮城県金華山に墜落しています。とりわけ基地周辺は、人口密集地であり、墜落事故等が発生した場合には、大惨事につながりかねない危険性をはらんでいます。自衛隊は、命と暮らしを守ってほしいとの地元住民のみなさんの願いに耳を傾けるべきです。
また今年1月には、UH60Jヘリが部品落下するなど、小牧基地所属の軍用機が幾度となく事故・トラブルを繰り返し、この2年間で5回、うち3度の滑走路閉鎖を起こしています。
以上これらの問題を踏まえ、憲法16条に基づき以下のことを請願し3月6日までに文書で回答を求めます。
記
- ブルーインパルス及び、軍用機による展示飛行を中止すること。
- とりわけ地元住民、自治体の同意を得ること。できない場合は展示飛行を中止すること。
以上