教科書採択は6月が山場
文科省は4月6日、2016年4月から使われる中学校教科書の検定結果を発表しました。
安倍政権による検定基準などの改悪後初の検定で、日本軍「慰安婦」問題を正面から記述しようとした教科書の記述が大幅に削除されるなどしました。
また今年は、教育委員会制度が変更された最初の教科書採択の機会です。
育鵬社・自由社版の「戦争を肯定する教科書」採択の拡大が狙われています。
6月中旬から県内24か所(表参照)で行われる教科書見本の展示会で意見が募集されます。
教科書の内容や採択に市民が意見表明できる機会であり、育鵬社・自由社版の教科書を採択されないように意見表明できるチャンスです。
「2015年『戦争を肯定する教科書』の採択を許さない愛知県実行員会」(2014年12月5日号で報道)は、各地の教育委員会に働きかけています。
また「戦争を肯定する教科書」を採択させないための的確な意見はどうすればよいのかを学習する必要があります。
6月の展示会に行って意見を出すために実行委員会が実施する学習会は6月14日に名古屋の教育会館で予定されています。
そのほか豊明市、岡崎市、津島市などで学習会が企画されています。
各地の平和委員会も学習会を企画し、教科書展示会に行って、意見を集中しましょう。
学習会の講師は実行委員会や県平和委員会から派遣します。積極的にとりくみましょう。