航空自衛隊岐阜基地からの実態レポート
航空自衛隊小牧基地に所属する第1輸送航空隊のC130輸送機が、航空自衛隊岐阜基地において、不整地着陸訓練を行っています。
この訓練は、岐阜基地へ午前8時30分頃に飛来してきて、1日に同じ訓練を2~3回行って午後4時30分頃に小牧基地へ帰っていきます。
この訓練を、月に2~3日行っています。
C130輸送機による不整地着陸訓練は、基地滑走路から離陸し大きく右旋回し木曽川上空を東に進み伊木山上空にて左旋回し基地内に侵入、基地内においては車輪を出して地上ぎりぎりの所を飛行(スルー飛行)を3回ほど繰り返し、基地内にある滑走路で無い不整地へ着陸をします。
機体が停止するとエンジンも停止します。
不整地に着陸した機体は、航空機用けん引き車によって誘導路までけん引きされ1回の訓練を終わります。
この訓練は、戦術輸送機C130を使用、戦場を想定し地上軍に物資を補給(スルー飛行は物資を投下できる訓練)で、不整地着陸は、兵士の救助、救出などにも使用される危険がある訓練です。
このような危険な訓練が日常的に行われていること、同時に岐阜基地航空祭において展示飛行として不整地着陸が行われています。
以上岐阜県平和委員会からの報告です。