第13回青年研修会 平和委員会の魅力や活動を語り合う

3月20、21日滋賀県東近江市にて第13回青年研修会が開催されました。会場は住職が会員の清浄山金念寺にてお線香の香りが漂う中、9都道府県から青年学生22人が参加しました。

山崎文徳さん(立命館大学准教授)を講師に「戦争する国づくりの正体―安保関連法制の目的と軍事動員」をテーマに経済と戦争法の関わりについて講演していただきました。日本の年間防衛予算は約5兆円で一般会計の5%を占め、思いやり予算は2000億円を超える。一方で、年間平均賃金は下がり、非正規労働者は増えている状況を資料を使って紹介し「本来は子どもやお年寄りなど弱者のために使われるべき税金が、富裕層の優遇のために使われている」と指摘しました。

また、戦争法になぜ反対するのか自分で語れるようにと模擬対話を行いネトウヨ的な思想と無関心な人へどう声をかけるのか考えました。

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青年研修会 3/20、21 滋賀県

グループトークでは、戦争法廃止にどう取り組んでいくのか、平和委員会の組織づくりと仲間づくりについて議論しました。戦争法の中身を知らせ、ひとりでも多くの青年に自分の問題として考えてもらうために「平和」という間口の広さが平和委員会の魅力になるのではないか。青年と青年をつなぐパイプ役になろうなどの意見がでました。

参加者の多くが多方面でも活躍し平和委員会独自の取り組みができていない悩みなども話され、青年委員会からは、5・3若者憲法アンケートの取り組みと、5月15日若者憲法集会への参加がよびかけられました。

研修会終了後には、オプションで滋賀県平和祈念館の見学し、や、掩体壕(全国で約100基現存)や、元陸軍施設の門柱などの戦跡めぐりをしました。