私の決意 

最近ついに定年退職を迎えた。
在職中から人権を守る活動、労働組合の活動、平和を守る活動などに関わってきた。
ひょんなきっかけから、愛知県平和委員会理事となり、全国大会に参加した。
基地問題の分科会に参加し、基地問題の原因は単純に基地があるからに尽きると思った。
その基地に国民が頼みもしないのに「思いやり予算」を支払い、米軍もそれを求める。このとんでもない実態・しくみを一刻も早くなくさなければならない。そう思った。

高校卒業後、昼働きと夜大学で学ぶという生活が始まった。
両立の壁は厚く、4年次の卒業間近、在籍は入学時の4分の1だった。
学ぶことが十分に保証されるべきと訴え、公的施設の民営化に公的責任を訴え反対した。等々。

なぜか?「よりよく人間らしく生きたい」と素直に思ったからだ。
この想いは、戦後の憲法の「基本的人絹の思想に養われた」からだろう。

最近の憲法論議の高まりの中での気づきは日本国憲法第12条だ!
「この憲法が国民に保証する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。…」と規定している。
不断の努力とは何か?
憲法は私たちに語りかける。
国民は日々科学とヒューマンな想いを一層積み重ねよう。
そして種々の運動などを通じ条文を「絵に描いた餅」にせず日々努力し積み上げ続けよう。
憲法をもっと生活の中で人間味あるものにしよう。
そして困った時・悩んだ時、私を読み返してよ!
きっと元気が出るはずだ。
憲法はそういっているように思えてならない。

憲法っていうやつは「生活の骨格・血肉・思想!」実に素晴らしいやつだ!
平和運動もより生活を平和で豊かにするための「不断の努力」だ。改めてそう思う。
私は新理事として微力ながら平和のための「不断の努力」をしたいと思う。

新理事 谷口亙