「愛知県平和運動史 年表と背景」発刊のつどい

あいさつする畑田さん 7/30 民主会館

あいさつする畑田さん 7/30
民主会館

開会あいさつで、高橋信理事長は、平和委員会の現在は過去の活動に上にあり、未来のある若者にバトンを手渡すときの「テキスト」として最適な文書が「愛知県平和運動史」です。県平和委員会にはバトンを手渡すべき若い人がいます。述べました。

最初に、亡くなられた先輩方に黙祷を捧げました。日本平和委員会顧問の畑田重夫さんに激励のあいさつをいただき、「名古屋大学に勤務した時の平和運動が私の原点であり、平和運動史を懐かしく読みました。」と述べられました。

 その後、森賢一編集長が「愛知県平和運動史」作成の苦労話やエピソードを交え、特徴を紹介しました。

単なる年表でなく、「背景」をつけたことで、事象の背景や関連性を記述でき、運動の内容をより深く理解できることを「平和運動史」の中からページを示して解説しました。

24ページにある「地域平和委員会の先駆 杁中・八事平和懇談会」では、50年代半ばから10年間の活動は先駆をなしています。形としても各分野の専門家と地域の人たちが協力しています。先駆的な活動としても全国にも紹介されました。また、58ページにある「50年代の基地闘争・・・伊良湖から砂川へ」では52年2月の「伊良湖岬 米軍試射場反対闘争勝利」で石川県の内灘闘争に移り、東京立川の砂川闘争へとつながっていることを記述しています。なお、年表は発刊しましたが、まだまだの点もあり、みなさまからのご意見を頂戴し、より良いものにしていきたいと決意を表明しました。

「愛知県平和運動史 年表と背景」は県平和委員会で扱っており、頒価は1500円です。