守山駐屯地公開 巧みな隊員募集目立つ

高等工科学校の勧誘 11/19 守山駐屯地

十一月十九日、守山自衛隊で行われた第十師団創立記念行事に、守山区平和委員会と瀬戸反核センターのメンバーら六人で行ってきました。雨天のために観閲行進と式典は中止に。ガラガラの観客席の中、戦車や榴弾砲、装甲車を動員した訓練展示(模擬戦闘)だけが行われました。市街地にある守山駐屯地で、戦車などの空砲射撃を行うことは、周囲に深刻な騒音被害を与えています。約一キロ離れた私の自宅でも、予行演習の爆音が聞こえました。

今回特に目立ったのが、自衛隊員を募集する広報コーナーの中高生への勧誘です。高等工科学校の生徒募集を前面に押し出しながら、記念品をちらつかせて「自衛隊アンケート」を取り組み、小学生にも声を掛けていました。模擬戦闘が見られる観客席の前から三列目までの特等席は、自衛隊を志願する高校生用に確保して、隊員が付き添っていました。

この日は、青森駐屯地から南スーダンへ派兵されましたが、守山駐屯地の若い隊員を見るにつけ、「殺し殺される」ことのないように願わずにはいられませんでした。戦闘状態の南スーダンからの即時撤退を求めます。