反核平和新春のつどい 「軍事同盟」でなく「平和の共同体」を
1月8日、民主会館で「反核平和新春のつどい」が開催され、54人が参加しました。日本ALAA国際部長の田中靖宏さんが講演されました。以下に要旨を紹介します。
〇憲法を生かし、アジアの平和をどう作るか〔要旨〕
「中国や北朝鮮が攻めてきたらどうする」と安倍政権は不安をあおり、それを口実に日米安保を強化し、軍備を増強し、「安保法制」を作りました。ほとんどの日本人も「軍事同盟がなければ平和は守れない」という神話を信じていますが、それは世界の現実と離れています。軍事同盟に入っている国は33ヶ国にすぎず、オブザーバーも含めると137ヶ国が何の軍事同盟にも入っていない非同盟の国です。それらの多くの国々では「紛争があっても話し合いで解決する」という「平和の共同体」を作ることによって平和を守っています。ASEAN(東南アジア諸国連合)は内部の結束と外部との対話を拡大、東アジアの対話の枠組みを重層的に前進させてきました。東南アジア友好協力条約(TAC)を世界の国々、に広めてきました。
日本AALAは東アジアでも「平和の共同体」を作ろうと呼び掛けています。また東アジアを“不戦の地域”にするため、ASEAN主導で条約をめざす「戦争をするな、どの国も」の署名を集めています。