被爆者を励ますつどい 被爆者から励みをもらう

ノーモア・ヒバクシャ愛知訴訟の原告ら 12/25 民主会館

昨年12月25日、被爆者支援ネットワークが毎年恒例の「被爆者を励ますつどい」を開催しました。場所は民主会館。参加者は、被爆者9名を含め、60名ほどでした。

昨年は被爆者が長い間闘ってきた「ノーモア・ヒバクシャ愛知訴訟」の地裁判決があった事と、被団協が結成60年だった事もあり、午前中に「被団協60年の歩み」のスライド上映とノーモア・ヒバクシャ愛知訴訟判決報告会が行われました。

裁判報告会では、原爆症認定を勝ち取った原告の森さんは「(前回の集団訴訟と合わせて)原爆症と認定されるまで13年かかった」「みなさんの支援がなかったらあきらめていた」と語られ、認定が却下され高裁に控訴している高井さんからは支援のお願いと共に「戦争のない核もない世界を未来のある子どもたちのために残していきましょう。毎日、頑張って前に歩きます」と力強く語られました。  

その後、10数人のグループに分かれ、被爆者を囲んで昼食を食べながら被爆体験を聞いたり、核兵器廃絶への思いを聞いたりしながら交流をしました。被爆者を励ますつどいと言いながらも、被爆者の体験や思いを聞くことで被爆者から励みをもらう。そんなつどいになりました。