青年・学生部 韓国ツアー

歴史を学び、平和と民主主義のために頑張る同志と交流

5/20 5・18国立墓地

愛知県平和委員会青年・学生部で韓国光州・ソウルに5月19日から21日までの3日間で訪れました。今回のツアーは、私が平和委員会の事務所で「韓国に行ってみたい」と話していたことがキッカケとなり、光州市名誉市民で愛知県平和委員会の高橋理事長を中心にツアーを計画して頂きました。

19日はソウル市内にある景福宮・日本大使館前の少女像・西大門刑務所・南大門市場を訪れました。西大門刑務所では、日本が韓国を植民地支配していた際に、韓国の独立運動家に対して水責めなどの拷問を行っていたことを知りました。
20日は光州市へ移動して5・18国立墓地資料館、旧墓地、無等山・元暁寺の見学と、韓日市民交流会を行いました。国立墓地では、光州事件についてまとめた映像をみました。光州事件は1980年5月18日以前に光州市内の大学での学生デモを軍事力で弾圧したことを契機に市民も民主化に向けて立ち上った事件でした。

21日には勤労挺身隊ハルモニの家を訪問しました。ハルモニの話の中で、大戦中に日本人の校長が「日本へ留学させてあげる」と話したのにもかかわらず、実際には飛行機工場での強制労働であり、給与も支払われなかったと話されており、日本人が騙して労働させていることに憤りを感じました。

今回のツアーに参加して、光州事件が韓国で起きている民主化運動の先駆けになっていることが分かりました。日本でも民主主義を守るために頑張りたいと思います。

 

2日目の夜:青年交流会(韓日市民交流会)

5/20 韓日市民交流会

交流会では、「勤労挺身隊ハルモニと共にする市民の会」の皆さんと、これまで日韓青年交流として愛知にホームステイに来た経験のある青年との交流をもちました。

青年の参加にあたっては、「市民の会」共同代表がご多忙のなか(夫が出馬する選挙が近いのに!)対象者ひとりひとりに電話をかけ、誘ってくださったとのこと。進学や就職で光州を離れた青年も多く、また学校や仕事に忙しい中、多くの青年が参加してくれました。私が8年前に受け入れた青年2名とも交流がもて、当時の「朝鮮半島と日本の関係をもっと考えたい」という情熱を思い起こす貴重な機会となりました。

「市民の会」に新しい共同代表が就任されていたり会員が増えてたりと、会の世代継承や運動の発展を知ることができました。青年の中には、大学で「デモサークル」に入り活動していたり、友人と5・18のスタディツアーを実施している方もいました。また、「最近は活動を離れていたが今回の交流会を通してまた活動に向かう気持ちになった」という青年もいました。私自身も平和委員会の活動になかなか参加できない日々が続いていたので、同じように励まされる思いでした。

遠く離れていても、活動のフィールドが全く同じではなくても、「平和のために何かしたい」という同じ志をもつ人達が韓国でも頑張っている、ということを肌で実感できる交流会でした。そして、トックカルビ(お肉が柔らかい♪)と生マッコリはとっても美味しかったです!

写真は、日本からのお土産、平和の象徴である鳩の「鳩サブレ」を「市民の会」の方にお渡ししているところ。他に、9条バッジと原爆の火で焼いて作成した原爆ドームの壁掛けをお渡ししました。