あま東部平和委員会 朝鮮半島問題を縦横に 平和のしゃべり場
3月17日、あま東部平和委員会は、高橋県平和委員会理事長を講師に「朝鮮半島情勢のいま」と銘打って、「ピースカフェ・平和のしゃべり場」を10人の参加で行いました。高橋理事長は、朝鮮半島現代史はじめ、朝鮮戦争のいきさつ、そして「徴用工問題」、更には南北会談、米朝会談に至るまで、朝鮮半島問題を縦横に語ります。
2016年10月29日に始まり、翌年4月29日まで23回行われたキャンドルデモは、参加総数で1689万4280人、そのいずれの集会でも韓国憲法第1条「大韓民国は民主共和国」が掲げられました。100年前の3・1独立運動で読み上げられた「独立宣言書」―「ああ、新天地が眼前に展開される。威力の時代が去り、道義の時代来る(きたる)」の文言に、積み重ねられたキャンドルデモで民主化を勝ちとった現代が重なります。
2018年4月27日の南北会談に始まった朝鮮半島情勢の変化は、米朝両国首脳の歩み寄りを実現しました。高橋理事長は南北首脳がかなりの分野で合意していることを強調し、「決裂」と報じられる第2回米朝会談に対して、危惧しながらも楽観視します。更に、北朝鮮を「国難」にして不安をあおり、総選挙を 改憲に突き進んでいる安倍政権を糾弾、「日朝会談の再開が拉致問題の解決及び北東アジアの平和にとって重要」と訴えました。