大きな組織で大きな平和運動を 地域の草の根のとりくみが大きな力に
安倍九条改憲や沖縄辺野古新基地建設が日本の平和を脅かしています。安保条約廃棄を真正面からとりくむ平和委員会の発展・強化が今こそ求められています。地域平和委員会の活性化や再建・結成することにより、仲間づくりが進めやすくなっています。昨年7月の全国大会をめざす時期から各地を訪ね、地域平和委員会の活動を援助・相談してきました。地域平和委員会の活性化について、前号に引き続き報告します。
瑞穂区平和委員会
瑞穂区は、3つの大学と7つの高校がある文教地区であることから、例会として教育問題懇談会を開いてきました。今年は中学校全教科の教科書が新指導要綱に基づく教科書に変わり、採択する年です。2月16日に一昨年の教科書選択を描いたドキュメント「教育と愛国」を視聴して懇談する教育問題懇談会(例会)を開きました。瑞穂区平和委員会が再建され、区内の民主団体とかかわり、平和の課題を提起することができています。その中で、仲間づくりも少しですがすすんでいます。
港区平和委員会
以前は、「憲法と平和を守る港区連絡会」が団体共闘組織として活躍していましたが、会員から平和運動を統一的に進める組織が欲しいという意見があり、昨年7月6日に結成しました。平和委員会が中心となった共同のとりくみで、名古屋港の平和ツアーや沖縄報告会を実施してきました。名古屋港の戦争遺跡である被弾灯台保存を求める運動が平和委員会の活動テーマとなっています。
守山区平和委員会
組織としての活動は続けていましたが、例会や役員会を定期的に開くことが困難になっていました。1月の宣伝行動後、新年会を開き努力を始めています。
駅頭での宣伝行動は定期的に実施。また、会員の一人が守山駐屯地の一般公開など機会あるごとに調査し、その成果をもって、各地の学習会講師として活躍しています。役員会を定期的に開く予定です。
犬山平和委員会
世話人会を2カ月に1度は開いてきていました。その2カ月間の活動を総括し、今後のとりくみを相談しています。被爆者署名は他団体との共同で定期的にとりくみ、数多くの署名を集めています。
田原市平和委員会
原爆パネルと田原市の戦跡パネルとの展示を、市内全小学校区の公民館で毎月最後の金土日の3日間、実施し、昨年11月に終了しました。被爆者署名や3000万署名にとりくむ機会にもなると、考えた企画とのことです。