オンライン高校生平和集会 自分にできること考えたい

3/20 民主会館

全国高校生平和集会が3月14日に事前学習会、20日に全国集会と2週続けてオンラインで行われました。

全国高校生平和集会は東京の高校生平和ゼミナールが中心となり呼びかけられ、今年は東日本大震災、福島原発事故から10年ということで「原発と核兵器」のテーマで開催されました。

愛知県からは民主会館での視聴会と個人での参加合わせて、14日は高校生4名と中学生1名、20日は高校生4名と中学生2名が参加しました。

14日の事前学習では、まず東京の高校生から、ヒバクシャ国際署名を5000筆集めたことや、原発と核兵器について連続講座を開き学習したことなどの活動紹介がありました。その後、「作られた安全神話~原発はなぜ日本に導入された~」の上映があり、戦後米国の核体制維持のために日本に原発を作ろうとし、そのために原爆とは違い「核の平和利用」だということと「原発は安全」だということを、政界・財界・マスコミがこぞって宣伝したことなど当時の映像をもとに作られていました。

20日の全国集会は、東日本大震災の当時、高校生だった南原さんから原発事故で避難した実体験が語られました。南原さんの自宅は原発から20㎞圏内にあり、最初はすぐに帰れると思い、着の身、着のまま避難したそうです。今、思うことは「あっという間に10年がたった。モニタリングポストもフレコンバッグも子どものホールカウンターも当たり前の日常となった。最近も大きな地震があり、もし原発に何かあったらと考えると怖い。」と話されました。

各県の活動報告では、大阪で若狭湾のフィールドワークで周辺にある原発について学習したこと、長崎ではふりそでの少女を折り紙で折るなどのふりそでプロジェクト、沖縄からは辺野古新基地建設の現状などが報告されました。その後、少人数のグループに分かれて、感想や意見などの交流が行われました。

愛知県の参加者からは、「学校では知ることができないことが知ることができて良かった。」「社会や平和について話せる場所があまりないので、とてもいい機会だった。」「知ることは大切。自分に何ができるのかこれからも考えていきたい。」などの感想がありました。