行ったつもりで沖縄平和ツアー 高校生平和ゼミナール
8月27日、愛知県高校生平和ゼミナールは、「行ったつもりで沖縄平和ツアー」を開催し高校生1人、中学生3人、小学生1人が参加し、オンラインで沖縄の高校生や支援者が参加しました。このとりくみは、当初8月末に予定していた、中高生による沖縄平和ツアーがコロナ感染によって中止を余儀なくされたことを受けて、開催したものです。
最初に、愛知の支援者による沖縄そばが振舞われ、初めての沖縄そばやソーキをおいしそうに食べる姿が印象的でした。続いて、沖縄・高校生平和ゼミナールの高校生による沖縄の紹介をパワーポイントで、ときにクイズを交えながら説明します。「沖縄戦の死者数は?」「学童疎開で対馬丸に乗船していた学童数は?」などなど、高校生の交流が行われました。その後、沖縄の高校生への質問や交流を行ったあと、動画による沖縄の戦跡や米軍基地の実態を当初の平和ツアールートに沿って紹介ます。動画は沖縄県が制作したものやテレビ番組などどれも中高生にも分かりやすいものでした。
参加者からは「沖縄が平和になるためには、核兵器も無くならないといけないと思った」、「ひめゆり学徒隊の話は、数字や当時の話など実感が持てる話でした」、「きれいで透き通った海に、米軍基地が建設されていることに胸が痛んだ。米軍基地が無ければよくなるのに」、「120デシベルという騒音によって、聴力を失うなんていけないし、米軍の事故やトラブルで、部品が落ちるかも…という生活の不安があると思った」などなど活発な感想も寄せられました。
今回、原水爆禁止世界大会・高校生平和集会に高校生2名、中学生2名が参加し、沖縄平和ツアーには高校生3人、中学生1人、小学生1人が参加する予定でした。沖縄平和ツアーに参加を予定していた高校生は「修学旅行で沖縄、広島と行きが、興味がなかった。しかし担任の教員が沖縄平和ツアーに誘ってくれ、最近ロシアによる戦争もあり興味を持つようになり、参加しようと決めました」「社会科の教員をめざしている。将来教える立場になったときに、沖縄の現場を知っていきたいと思った。身につけたことを活かし教えることのできる人になりたい」などロシアの軍事侵略によって意識も大きく変化しています。
参加者は今後、広島世界大会の報告会をしようと、話し合いっています。