春の被団協 東海・北陸ブロック行動 ~被爆者の実相が核兵器廃絶につながる~

3月6日、春の被団協東海・北陸ブロック行動に参加して大変な感動と感銘をうけました。
樽井直樹弁護士は、安倍政権のおこなった原爆症認定基準の見直しは、09年の被爆者との合意書に反するものだ。現在の裁判闘争は、被爆者が当初から求めていた「国の償いと被爆者援護法改正へ向けたたたかいだ」と強調されたのがストンと胸におちました。
「山口仙二さん追悼ビデオ」では、1982年の第2回国連軍縮特別総会の檀上で自分の写真を掲げ、「私の顔や手をよく見てください」と言って自身のケロイドや自殺未遂などを話し、核廃絶を涙交じりに叫ぶ姿に、核兵器廃絶を何としても実現させねばと思いました。
被団協事務局長の木戸季一さんの「私は三度被爆した」の訴えは、5歳で被爆し、長崎の町中の死体と、その中を右往左往する住民の映像で、原爆の非人道性をうったえました。自身の歩みを紹介されましが、「嵐は木を育てる」ごとくの人生に感銘をうけました。
同次長の藤森俊希さんの第二回核兵器の人道的影響に関する会議の報告がありました。「被爆三世(高1)をはじめ、被爆者の被爆証言は、国籍を問わずに参加者の心を動かし、賛辞が相次いだ。」と紹介されました。ここでも、被爆の実相を語ることが、核廃絶への確かな道を歩んでいることがわかりました。

学習会直後、6・9行動の街頭署名に参加し、学習会でいただいたエネルギーを爆発させました。マイクで被爆の実相を話し、核兵器全面禁止のアピール署名をお願いしました。15歳ぐらいの女性が署名をして、拍手をしながら通りすぎました。嬉しかったです。被爆の実相は、核兵器廃絶へと人の心を揺り動かすと確信がもてました。(落合)