ノーモア被爆者愛知訴訟 ~「原爆被害に国の償い」を大きなうねりに~

3月6日に、名古屋地方裁判所において、ノーモア被爆者愛知訴訟が行われ、第12回口頭弁論、裁判報告会そして、「原爆被害に国の償い」を実現する春の被団協東海北陸ブロック行動が行われ約70人が参加しました。

報告する樽井弁護士 3/6 弁護士会館

報告する樽井弁護士 3/6 弁護士会館

口頭弁論では、原告被告双方の弁護士が主張を記した文書を裁判所に提出したやりとりが裁判官と弁護士の間で話し合われていました。

裁判後の報告会では、樽井弁護士から裁判の現状と今後の見通しについての報告がありました。原告高杉さんの甲状腺機能評価書について被告国側の反論が提出されています。今後は、裁判所に被爆の実相や影響を含む全体像を捉えてもらうべく、被爆者で県原水協理事長の沢田昭二さんや関係医師に証言していただき、その上で原告の証言を聞くよう裁判所に求めています。これらを踏まえ5月から8月は裁判の節目となるよう努力しています。3月には大阪、熊本で判決が予定されており大きなうねりにしていきたいと訴えがありました。