愛知県弁護士会が「戦争法案」反対の県民集会開く~憲法違反の戦争法案を葬り去ろう~
日本を「海外で戦争できる国」に作り変える憲法無視の「戦争法案」に、国民の不安と怒りは大きく広がり、日本列島を怒涛のように揺るがしています。自民党が招請した憲法学者までが、「憲法違反」とする「法案」にほころびさえ見えてきました。
愛知県内も「戦争法案NO!」の運動は大きな広がりを見せ、県民の関心も高まってきています。そんな中、愛知県弁護士会のよびかけによる「集団的自衛権行使のための違憲立法に反対する愛知県大集会」が、6月14日名古屋市中区白川公園に4千人が参加して開かれました。
リレートークでマイクを持った森英樹名古屋大学名誉教授は、「戦争法案の内容はむずかしい」と切り出して、「説明を受けてもわからない」ままに法案を通そうという狙いがある」と、法案成立ありきの安倍政権を批判しました。自民党が招請した憲法学者が「法案」を「憲法違反」と結論したことに、「普通に憲法を読めば、憲法違反というのは明らか」と「法案」の違憲性を指摘しました。軍事産業の労組を傘下に持つ連合の会長が「反対」を表明したことをあげ「幅広い運動で戦争法案を廃案に追い込もう」と訴えました。
続いて従軍看護婦のいでたちで登場した医労連の看護師さんたちは、「再び白衣を戦争の血で汚さない」の横断幕を手に「私たちが戦争の協力者にならないために戦争法には反対」と訴えました。
飯島慈明名古屋学院大学准教授や県保険医協会の医師、浄土真宗大谷派の僧侶などがそれぞれの立場から「戦争法反対」を訴えました。
川上明彦県弁護士会会長が「戦争は最大の人権侵害」と述べて、出発宣言を行いました。
白川公園から若宮大通へ、200人ほどが1グループとなったパレードがいつ終わるともなく続きます。赤地に白文字で「戦争法NO!」と大書された横断幕は、よく目立っていました。この力で戦争法案廃棄、安倍内閣打倒へと突き進みたいものです。
安倍内閣が集団的自衛権行使容認の閣議決定を行って1年目の7月1日「安倍内閣の暴走を止めよう共同行動実行委員会」による集会とデモが予定されています。「いろいろな所で声をあげ、戦争法案を葬り去りましょう。