もう、たたかいは後戻りしない ~オールジャパンで新基地阻止を~

あらゆる手段で新基地建設を止める覚悟

翁長知事は9月14日、「埋め立て承認取り消し」を表明。
9月21日、スイス・ジュネーブの国連人権理事会総会で
「沖縄の自己決定権がないがしろにされている」
と訴え、
「あらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟だ」
と明言。

帰国後、東京での外国特派員協会の記者会見で、安保法制反対の世論が多数を占める状況に
「もっと力を結集できるような勢力をつくり、民意を本当に問える政治にしてもらいたい」
と指摘。
オールジャパンの方向を期待しました。

埋め立て承認取り消しの手続きは、県の求める「意見聴取」か、国が求める「聴聞」かで、のちの法廷闘争を有利に進めるための前哨戦がありましたが、結局防衛省は自ら主張した「聴聞」にも応えなかった。
翁長知事は「聴聞」の期限である10月7日の記者会見で、翌週に「埋め立て承認取り消し」を発動すると述べています。

辺野古基金・国の隅々へ、「基地反対」の意見広告

辺野古基金の意見広告が全国紙、ブロック紙51紙に掲載され全国の隅々まで報道されました。
その内容は
①サンゴが生え、ジュゴンが棲む自然豊かな美しい海を子や孫にそのまま残したい。
②沖縄を米軍と自衛隊の要塞基地にしない。
③沖縄のたたかいは日米の支配層であり本土の問題として共に戦いましょう。
の3点です。

沖縄県民は屈しません。
安保法制が国会で強行されても、それを廃止させるたたかいと辺野古新基地建設阻止のたたかいは両輪であることを深く理解しています。
もう、たたかいは後戻りしません。

41市町村のうち30市町村で「島ぐるみ会議」が結成され、各地からキャンプシュアブへの参加者も増えてきています。
たたかいの新しい段階へ力をあわせましょう。

「オール沖縄」の分断に奔走

2016年参院選沖縄選挙区候補者選考委員会の新里米吉座長は「1月の宜野湾市長選は、元県土木建築部統括監の志村恵一氏、7月の参院選は伊波洋一氏に受諾していただいた。オール沖縄で二つの選挙がたたかえる。是非勝利したい」と決意を述べました。

翁長知事とともに

翁長知事とともに

しかし、事態は安易ではありません。
辺野古の工事中断期間のひと月間に、沖縄を訪れた官僚たちは、辺野古問題の集中協議を尻目に、その裏で「オール沖縄」の分断に奔走しています。
辺野古基地推進派の宜野湾市長を含む9人の市長と会談。沖縄振興策や普天間基地の危険性除去等々を話したとされますが、宜野湾市長の意向をしっかり受け止めたといわれています。
高江では「世界遺産」登録を請願する北部の村長と会談。「県の協力しだいだ」と突き放す対応。
辺野古では新基地建設予定周辺集落の3区長と対談。名護市を通さずに基地対策費を出すことを検討すると表明。
地方自治の分断まで図っています。

安倍新内閣は、沖縄担当相に辺野古容認を先導した島尻安伊子氏を任命。
来年の参院選対策の人選です。

沖縄は来年も熱い戦いがあります。行きましょう。

 

辺野古の海を守れ

辺野古の海を守れ