豊川海軍工廠跡地見学会に約300人

2月7日、例年のように見学会を開きました。跡地保存をすすめる会では20年以上前から、年2回の見学会を行ってきました。特に豊川海軍工廠跡地が公園化の方向に決まった直後から多くの見学者が訪れるようになりました。ここ3回は参加者が300人を大きく超え、対応に苦慮してきました。今回も290人と、多くの参加者がありました。

見学場所は名古屋大学宇宙地球環境研究所敷地内で、燐を貯蔵した水槽、火薬庫、火薬の原材料置場、250㎏蔵爆弾痕、地下配線された街路灯、当時では珍しい水洗便所等々、当時の遺跡を皆さんに見てもらいました。冬の見学会では特別プログラムとして名古屋大学の先生から、敷地内に設置してある巨大パラボラアンテナが宇宙からやってくる電磁波を捉えたりブラックホールの話がされています。今回もこの話は大好評でした。

2014年の秋から開かれた平和公園(仮称)検討委員会は半年かけて、どのようなものにするか論議されました。その結果2015年度中に公園の基本設計を終わり、その後工事にとりかかり、2018年に開園が決まっています。敷地は豊川市の当初案では2㏊でしたが、検討委員会の論議を経て3㏊になりました。公園予定地内には第三信管置場と第一火薬庫があります。今後の課題は①公園ができた後も、公園外の遺構を見ることができるか、②必要となるボランティアガイドの養成に私たちがどのように関わっていけるのか、が課題です。

見学の様子 2/7 豊川市

見学の様子 2/7 豊川市