被爆者がよびかける新署名 核兵器禁止条約を現実のものにしよう

墓参行進 愛知参加者 3/1 焼津市

墓参行進 愛知参加者 3/1 焼津市

「核兵器のない世界へ、非核平和の日本、核被害の廃絶をめざして」をテーマに、2月29日から3月1日まで静岡市と焼津市で、3・1ビキニデー集会が行われ、愛知県からは被爆者1人を含む153人が参加しました。

29日に行われた原水協集会では、日本被団協の木戸季市事務局次長から、新署名を準備していることが紹介され、「私たち被爆者は核兵器をなくしてほしいのです。再び被爆者をつくらないでほしいのです。そのために、今年、核兵器をなくす国際署名を世界の人々に訴えます」と呼びかけられました。

基調報告では、NPT会議の重要な成果として、核兵器の非人道性を告発した世論は大きく広がり、国連加盟国のうち159ヵ国にまで賛同が広がっていること、核兵器保有国を道義的、政治的に追い詰めてきたことに触れ、その中心に被爆者の体験があったことを強調しました。いま準備されている被爆者による核兵器禁止を求める新しい署名を全面的に支援し、積極的に協力することを内外に広げていきましょう。との呼びかけが行われました。

 

アメリカいいなりに怒り

第3分科会の「戦争しない国のために憲法を守り非核三原則の厳守と実行を」に参加しました。講師は川田さんでした。安倍首相の今行おうとしていることや答弁は国民を騙していることとアメリカのいいなりになっていることがわかり、怒りがこみあげることでした。全国の団体からでは、横田基地にF35戦闘機を買うのに約430億円をつぎ込んでいることにも驚きを隠せませんでした。そんなお金があるなら福祉などが充実するのにと思いました。2000万署名の意義などもわかり、沖縄の状況などもわかりました。2000万署名にもとりくみ、安倍政権を崩壊させ、戦争をしない国づくりを頑張りたいと思いました。

 

ビキニ集会に初めて参加して

第7分科会 「若い力で核兵器のない世界と戦争法廃止を」に参加した感想です。はじめに、『その時歴史が動いたー母たちの反核運動』のビデオを見ました。私はビデオを見るのは2回目でしたが、改めて署名活動の果たす力を学びました。ビデオの中で署名をすることについて『黙っていることよりもはるかに効果があります。黙っているのは賛成と同じ』という言葉があり、強く印象に残りました。

冒頭報告では静岡県原水爆被害者の会会長の川本司郎さんが被爆体験を語りました。被爆により今もなお様々な症状に悩まされている人がいるのに、被爆者と認められる範囲が決まっており、最近になって被爆者と認められた人もいるという実状も知りました。多くの人を救えるよう、範囲を広げていく活動も行なっていくとのこと。  分科会後半では署名活動のやり方動画を視聴し、夜の署名行動の作戦立てをしました。今回は4人1グループでビラ配布、シールアンケート、署名2名で行いました。  分科会終了後、静岡駅北口周辺で60名が署名活動に参加し、19時から20時の1時間で核兵器全面禁止署名が67筆、戦争法廃止署名が82筆、シールアンケートの対話数76という結果でした。

署名活動のやり方動画の中ではテクニックより大切なのは強い気持ちと言っていましたが、署名の力を知ってもらうという強い気持ちで臨みました。  途中説明が上手くいかずに凹みそうになったり悔しい気持ちにもなりましたが、そういった気持ちをバネに勉強を重ねていくうちに上手くなっていくものだと学びました。

 

ビキニデーに目標を持って参加

3年ぶりの3・1ビキニー集会参加。やはり先回と違い、目標を持って参加。高知の山下先生のお話を直に聞くことがそれだ。この目標は、予定以上に実現。分科会と最後のビキニデー集会の両方で話が聞けた。自分の足元を見てそこから始めようということかな。予定になかった出会いは、マーシャル諸島共和国の前外務大臣のトニー・デブルムさんのお話。分科会では、一私人として子どものときのビキニ水爆実験の時の話をリアルにしてくださった。最後の集会では、国の代表者として格調高く運動の継続と前進を訴えられた。ビキニデーは、日々進化しており、それは、私たちの足元からのとりくみに支えられているのだと心に言い聞かせて帰路についた。