沖縄6・19県民集会報告会 沖縄で人権が無視されている
7月16日、沖縄県民大会(6月19日開催)の報告会が県平和委員会と青年学生部の共催で開かれ、16人が参加しました。
カレーライスを食べながら和やかに報告と懇談をしました。
沖縄に派遣した青年2人からの感想を紹介します。代表派遣カンパには本当にたくさんの方々にご協力をいただき、誠にありがとうございました。
◆学生Aさんの感想
私は、今回初めて沖縄に行きました。日本に米軍基地があるのはどこか当たり前のことのように思っていました。自分が生まれるよりもずっと前からもうそうだったから、何故なのか、どういうことなのかも考えることがあまり無かったです。沖縄で米軍基地反対の運動が広がっていて、それでも「負担軽減」と言いながら県内に新しい基地施設がつくられていくことを知って、沖縄に米軍基地があるということがどういうことなのかを知りたくなって、沖縄に行きました。
県民大会では、若い世代の発言の、「沖縄の人権がずっと無視されている」、「何故、ふつうに安心して暮らすことができないのか」などの言葉が記憶に残りました。宜野湾市で出会った人から、「日本は戦争に負けたのだから、米軍基地があるのは当たり前だ」という言葉を聞きました。私も基地があることを当たり前のことのように感じてはいたけれど、それが戦争に負けたからなのだとは思っていませんでした。戦争は人殺しが正当化される異常なことなのだという認識はあっても、もう昔の出来事なのだと思ってっていました。でも沖縄では、戦後も米軍によって土地を奪われたり、人が傷つけられたり殺されたりすることが、それが許されているかのように繰り返され、続いていました。この状況はおかしいことで、続けてはいけないと思いました。
◆学生Bさんの感想
沖縄のことに興味を持ったのは辺野古基地ができるとニュースで見たときでした。以前は基地が多かったり事件が多かったりしておかしいなと、思っていましたが、今回の事件で心に火が付きました。
県民大会では外国人も参加していました。この問題はアメリカと日本だけの問題ではなく世界中の問題だと感じました。県民大会で沖縄県民がいつもいつも海兵隊におびえて過ごしているとわかりました。沖縄の人を殺して沖縄に海兵隊をおいてはいけない。アメリカに帰ってほしいです。もう二度と人を殺させない。県民大会は愛知県でもやりたいなと思いました。
戦争ができるお金が日本にあるのなら戦争に使うのではなく、教育や福祉に使ってほしい。誰も殺さない殺されない殺しに行かないそして自殺もしない世の中にしたいです。
簡単になくなっていい命は一つもありません。沖縄の人もアメリカの人もISの人も中国の人も軍人も国民も、全世界の大切な命を守っていきたいです。
そして戦争のない世界に向けて戦後まだ戦争をしていない日本が世界の国々をリードしていきましょう。