「戦争法廃止、憲法9条守る」新たなたたかいに向け戦争法廃止・小牧平和県民集会を成功させよう

参議院選挙の結果、改憲勢力が議席の3分の2以上になりましたが、しかし、「戦争法廃止、憲法9条守れ」は、国民の多くの声であります。

今年の「戦争法廃止・小牧平和県民集会」は、参院選挙後の重要なたたかいであります。愛知の軍事基地や産業が、戦争法(安保関連法制)によって、アメリカの戦争を支える一大重要地域に変貌しようとしており、特に自衛隊小牧基地が今まで以上に「基地機能強化」が推し進められようとしています。

現在でも、空中給油機4機や機動衛生隊の配備、C130H輸送機が南スーダンに派遣されたように、海外派兵の最前線基地化しています。南スーダンなど紛争地域への派兵となれば、自衛隊員が『殺し、殺される』ことも予想され、家族の不安を考えれば、何としても「戦争法を廃止」させ、軍事基地のない平和な愛知を築くことが緊急の課題であります。

武器輸出三原則を撤廃し、F35戦闘機の整備拠点化、次世代実証機X2(ステルス戦闘機)の開発、KC46A空中給油機の配備の懸念など小牧基地の実態は、戦争法のリアルな状況を映し出しています。

こうした動きは、アメリカの軍事戦略に、軍産複合体として愛知が位置付けられていることを意味しますその一方で、先般米軍の「オスプレイ」の飛来、ブルーインパルスの展示飛行、さらに、小牧基地の軍用機事故は、ここ数年年間複数回発生しており、地元住民の不安を無視する状況が生まれています。

●「小牧を戦争拠点にさせるな!」小牧平和県民集会を愛知の運動の総結集の場に!

「戦争法廃止、憲法9条守る」新たなたたかいに向け、学習し行動を起こしましょう。「小牧を戦争拠点にさせるな!」皆さんのご奮闘で戦争法廃止・小牧平和県民集会を成功させようではありませんか。

 

井筒高雄さん

井筒高雄さん

今年の小牧集会は、これら緊迫した情勢を受けて、文字通り県民集会として、戦争する国づくりの具体化を許さない運動の総結集の場として、成功させなければいけません。そのため、事前学習会を計画しました。講師は、元陸上自衛隊レンジャー隊員である井筒高雄さんです。

井筒さんは1988年陸上自衛隊に入隊し、その精鋭部隊であるレンジャー隊員となりますが、1992年PKO法をきっかけに「海外派兵は契約違反」として翌年退職しました。現在、戦争法に反対する運動に加わり、元隊員ならではの生々しい訴えを各地で行っています。戦争法によって現実のものとなる海外派兵について、防衛予算、自衛隊員の人員構成から解説しています。

さらに事前学習会は、急速に変化する愛知・小牧基地、三菱重工などの実態についても報告します。戦争法を廃止し、明文改憲を許さない具体的な問題を学び知れる場所となっています。成功させていきましょう。