参議院選挙 ~改憲派が3分の2を占める~ 9条改悪を許さない! 沖縄のたたかいを支援しよう!
今度の参院選挙を私たちは、憲法を破壊し、海外で戦争する国づくりをすすめる安倍政権の暴走に、市民と野党の共闘でストップをかける選挙と位置づけ、市民運動の一翼を担って奮闘してきました。戦争法廃止、立憲主義の回復、憲法改悪反対などを求める市民の運動の発展の中で、32のすべての一人区で市民・野党の統一候補が生まれるという、戦後かつてない選挙戦となりました。この中で11の選挙区で統一候補が勝利したことは、市民と野党の共同で安倍政権を包囲するたたかいの、重要な一歩となりました。この共同のたたかいをさらに発展せることが求められています。このうち沖縄で、米軍新基地建設反対、普天間基地はじめ米軍基地の縮小・撤去、日米地位協定の抜本改定を求める「オール沖縄」の統一候補・伊波洋一氏が、島尻安伊子沖縄担当相に10万票の差をつけて勝利し、沖縄の選挙区、衆参すべての国会議員が「オール沖縄」代表となったことは重要です。この審判を受け止め、安倍政権はただちに名護市辺野古への新基地建設計画を撤回し、普天間基地の閉鎖・撤去へ踏み出すべきです。
一方で、戦後初めて衆参両院で改憲派が3分の2を占め、改憲を発議できる状況が生まれたことは重大です。このもとで、私たち平和運動に関わる情勢と課題は以下の通りです。
7月11日 沖縄・東村高江 ヘリパッド建設の再開強行
7月22日以降 沖縄・辺野古新基地建設に関わって、国が違法確認訴訟を提起
9月末? 秋に想定される臨時国会の中で、憲法審査会で改憲項目を議論?
11月 南スーダンPKO11次隊に交代。戦争法の新任務追加?
年末~年明け 沖縄・「違法確認訴訟」に対する最高裁判決
選挙で広がった共同の輪をさらに大きく広げ、戦争法の廃止、戦争する国づくり許すな、憲法改憲を許すなの共同と運動を大きく広げていきましょう。