青年・学生部総会 多くの人を巻き込んだとりくみを

キャリア教育ラボ

青年・学生部は9月28日総会を開催しました。ゲストに上井靖さん(名古屋市立中学校元校長、NPO日本ファシリテーション協会元理事)を招き「平和をつなぐワークショップ」を行いました。

参加者は輪になって椅子に座り「最近ハマっているものと、今の気分」をテーマに自己紹介からスタート。続いて2020年から始まる小学校の新学習指導要領では、「学びに向かう力・人間性」が評価されることに触れ、「ひとりの人間である教師が、子どもたちの人間性をどう評価するのか」と問題提起がありました。

その後は、合間に感想交流をはさみながら、過去に放送されたドラマ「女王の教室」の動画を見たり、参加者でできる人がひとりしかいなかった、両手で行うペン回しを教え合ったりしました。ペン回しの後には、学ぶ立場になった感想が求められ、理論的に説明された方ができる人や、隣で見ているだけで修得できた人など、学び方は人それぞれという事が分かりました。上井さんは「学ぶ側と教える側の相性が大切。このミスマッチが学習定着率に関わる」と「ラーニングピラミッド」を紹介。今回のワークショップは、この「ラーニングピラミッド」に基づいた内容でした。子育て世代の参加者は「つい子どもに正解すべてを教えてしまいがちだったが、今後は子ども自身に考えさせるような声かけをしていきたい」と感想がありました。

総会では、昨年の活動をふり返りました。新しく役員になった学生からは「多くの人を巻き込んだとりくみをしたい」と意欲が語られました。