愛知を戦争の拠点にするな! 港区平和委員会で学習会、3人が入会
港区平和委員会は本格的な立ち上がりがなかなかつくれずにいましたが、6月の平和行進の時に「港区平和委員会にあなたもご参加を!」との呼びかけに20人近くの人が応えてくれたのを受けて、まず愛知で何が起きているかを知ろうと学習会を計画しました。
テーマは「戦争法の下で強化される基地・自衛隊」、講師は守山区平和委員会の城下英一さんです。東海北陸6県を統括する陸上自衛隊第10師団守山駐屯地のウォッチングを2003年から続けている城下さんの、豊富な写真を使っての説明はリアルです。迷彩服で銃の引き金に指をかけて日中の市街地で行軍訓練。基地での公開訓練では、死者や負傷者が出ることが起こることを隊員や家族、市民に見せ、「殺し殺される」ことに慣らしていく。安倍内閣による集団的自衛権行使容認と安保法制成立以後大きく変わってきているとのことでした。今も災害現場で復旧作業に活躍する自衛隊員が、アメリカの起こす戦争に巻き込まれて命を落とすような事態にさせないためにも憲法9条を変えるわけにはいきません。
港湾労働者で港区平和委員会事務局の吉井桂司さんからは「名古屋港を取り巻く問題」を報告。国際港湾として知られる名古屋港は、米艦や自衛艦の入港が減る一方、「民間輸送力の活用」として民間商船、フェリーの利用が恒常化されている。伊勢湾には多くの軍事産業といわれる企業があり、有事には兵站基地として利用されるのではと危惧している。軍事利用に反対し、「非核名古屋港」をめざすとの意気込みも語り、そのためにも港区に大きな平和委員会が必要と訴えました。
参加者からは「名古屋に住んでいても、守山で起きていることは知らなかった」「港区上空でも軍用機が飛んでいるのを見る。小牧基地のF35整備拠点化を聞いて、やめさせなければと思った」など活発に意見が出されました。
参加者の確認があまり取れず心配しましたが、会場いっぱいの20人の参加者でした。県平和委員会の三浦さんの入会の訴えもあり、港湾労働者OBや新婦人で平和活動を頑張っている女性など、当日3人が新しく入会されました。