陸上自衛隊創立行事 戦時の実態があきらかに

10月27日、陸上自衛隊第10師団創立57周年記年行事が、守山駐屯地でありました。

いつものように観閲行進、音楽隊とラッパ隊のコラボ演奏、太鼓の演舞など後、戦闘訓練展示が行われました。

空砲を放つ81mm迫撃砲小隊は女性自衛官のみで構成され、負傷した自衛官を護衛しながらソリのような担架で搬送するのも女性と、女性が活躍する自衛隊をアピールしていました。科学弾が二発撃ちこまれたと、空砲とともに色のついた煙が舞ったが、化学防護車が出動してすぐに除染。ずっと潜んでいた敵兵は攻撃することなく、自衛隊員にあっさりやられてたくさんの死体となりました。敵陣地を発見して殲滅させる戦闘訓練展示は、昨年のように自衛隊員が拘束されて銃をつきつけられるというような、生々しい場面はおさえられているものの、レンジャー隊員がビルの屋上から侵入したり、匍匐前進しながら攻撃するなど、戦時の実態を明らかにしているようでした。

午後からの装備品展示は、展示のみで触れない小銃はなくなり、短距離誘導弾の遠隔操作が体験できるところに人が集まり、列ができていました。戦車の試乗は相変わらず人気で、直線での試乗からグランド一周になっていました。災害時に活躍したボートが展示され救援活動をアピール。手術車も展示され中も見せて野外手術システムを説明していました。その隣には自衛官募集のコーナー。災害救助に特化すれば隊員も集まるのでは?