あま東部平和委員会「平和のしゃべり場」 日米地位協定のあり方を大いに議論

10/27 喫茶ローリーポップ

「日本国憲法の上に日米地位協定があり、国会の上に日米合同委員会がある」(故翁長雄志前沖縄県知事の言葉)―あま東部平和委員会は、「平和のしゃべり場・日米地位協定って何だ?」を10月27日、喫茶ローリーポップ2階で行いました。正真正銘のピースカフェに、12人の参加です。

講師をお願いした守山平和委員会の城下英一さんは、苦心してまとめたレジュメとパワーポイントを駆使して、地位協定のそもそも論から日米地位協定の歴史とその問題点、更には思いやり予算に至るまで、米軍基地を抱える他のヨーロッパ諸国とは比較にならない屈辱的な実態を明らかにしました。

城下さんのお話しのあとは、参加者一人ひとりが自己紹介と感想を述べ合いました。「アメリカの言いたい放題で日本の負担を強いている。日米地位協定はなくすべき」「(思いやり予算に怒りを込めて)庶民はちまちま生活をしているのに」という声の一方で、「中国の抑えは米軍が必要。改憲反対だが、日本は守らなければならない」との意見も。

米国高官が「在日米軍は日本を守るためにいるのではない」と公言していること、アメリカの防衛のために日本の自衛隊を肩替わりさせようとしていることなど、大いに議論を交わします。「学習や議論ばかりでなく、具体的な行動を」の指摘には、あま東部平和委員会の力の弱さを率直に述べて、平和委員会への参加を訴えました。米軍必要論の人も、またの参加を約束しています。