市民生活の場でレンジャー訓練 中止を求め申し入れ

11/2 第10師団指令部

岐阜県白川町でレンジャー訓練をしていた第10師団第35普通科連隊隊員は、訓練の総仕上げとして、11月25日13時~27日10時にかけて白川町から守山駐屯地までの75kmを、迷彩服・小銃・背嚢を装備して「徒歩行進訓練」することを明らかにしました。

愛知県平和委員会は、11月2日レンジャー隊員が歩く名古屋市、春日井市、小牧市、犬山市に対して訓練の中止を自衛隊に求めるように要請しました。名古屋市では矢野事務局長が、「過去には激しい訓練で意識がもうろうとした隊員が、突然走り出すこともあった。市民生活の場では行うのはふさわしくない」と指摘し、守山平和委員会として戸谷も「一昨年は、守山駐屯地付近の公園で9時頃から休憩をして、10時に駐屯地に入って行った。顔に迷彩の塗料を塗った異様な隊員が春日井市、守山区の市街地を通勤・通学時間に歩いたことになる。やめてほしい」と訴えました。

11月4日には、第10師団長宛てに、三浦副理事長、矢野事務局長と守山区平和委員会の会員7名で訓練の中止の要請をしました。担当者は、「訓練の詳細については、聞いていない。要請は伝える」と言うだけでした。また、10月24日にヘリコプターの搭乗体験が行われ、駐屯地のヘリポートで1時間30分にわたり、プロペラの音がしてうるさく、20分立ったところで「音を止めてほしい」と電話をしたと、近くに住む読者から連絡を貰っていましたが、担当者は「苦情はなかったと聞いています」と答えました。住民の声は自衛隊に届いていないようで、もっと声をあげていかなければと思いました。