中高生平和企画「クリスマスと平和」
子どもに平和の想い伝える機会、ありがとう
愛知県平和委員会は19日、「平和のフィールドワーク」を開催。コロナ禍のもとですが、6世帯から中高生11人を含む22人が参加しました。
基督教団名古屋中央教会で「クリスマスと平和」のお話しとリースづくりをおこないました。草地牧師は、「どうしてクリスマスにプレゼントがあるの?」「日本にキリスト教を伝えた人は誰だ」など子どもも楽しめるお話。「名古屋中央教会はアメリカ宣教師が設立しており、戦争の時代に『あそこはスパイがいる』と石を投げ込まれた」など、権力からも市民からも弾圧され、その反動で戦争協力の先頭に立ち、礼拝の最初に天皇を拝み、募金を呼びかけ戦闘機2機を送ったこと、戦後はアメリカから多くの物資が届き市民がたくさん寄ってきたこと、1967年に日本基督教団として戦争の「責任についての告白」をしたことなど、戦争と教会の歴史についてふれ、「イエス・キリストは『平和の子』として生まれ、『あなたの敵を愛しなさい』と教えた。キリスト教は世界人口の3分1をしめる最大の宗派なのに、戦争が耐えないのは、教えを都合よく解釈しているから。『平和の子』の教えを共有し、世界から戦争をなくしたい」と話されました。
子どもからは、「スパイ扱いをされたのに、戦後は戦勝国として扱われ物資も届き、多くの人が教会に集まってきたことの違いに驚いた」、親からは「子どもへの平和の想いを伝えることはこんな機会がないとできません。こういう企画をつくってくれてありがとう」などの感想が寄せられました。