オンライン新春学習会 憲法守る正念場!

県平和委員会は、1月17日県原水協、安保破棄県実行委員会、非核の政府を求める会とともに新春学習会を開催しました。コロナの影響で中止となった新春のつどいを変更し、新春学習会としたものです。民主会館とオンラインの併用で開催した学習会には会場16人、オンライン18人が参加しました。

講師の三宅福祉大学教授は、「菅政権による改憲動向と私たちの課題」と題して講演を行いました。通常国会での憲法審査会で国民投票法の審議と採決が狙われる中、国民投票法案や憲法改憲についての各政党の態度を振り返り、今国会での争点を浮き彫りにしました。同時に国会での争点となる「敵基地攻撃論」について触れた三宅さんは、その根拠を当初「ミサイル防衛」の観点から論じていたものから、今回「ミサイル防衛だけでは足りない」として「抑止力」の観点から論じているという問題点をあぶりだし、「憲法破壊の先制攻撃論」だと訴えました。敵基地攻撃論をめぐって自民党から出された提言で述べられる、「専守防衛」「憲法範囲内」「国際法を遵守」という内容が実際には大きく矛盾しているとして、具体例を挙げながら講演されました。

オンライン併用での学習会は、実際集まることと比べると全てを補うことはできませんが、オンラインで初めて参加した方もみえ、積み重ねによってさらに発展できればと思いました。