空港の会が小牧基地の調査 すさまじい爆音が周辺に
県民本位の県営名古屋空港を求める会(空港の会)では、2ヶ月に1回、エアポートウォーク5階で県営名古屋空港の調査活動を行っています。民間機や自衛隊機の離発着の回数や騒音測定を行うなど、空港や空港周辺自治体の実態を一つ一つ掴んできました。
現在に至るまで、名古屋空港は3つの転換点があります。最初の転換点は、2003年のイラク戦争の時期です。このとき初めて、隣接する小牧基地にKC767空中給油機が配備されました。次の転換点は2005年、国際線のセントレア移転です。これにより、自衛隊が滑走路を使うことができる時間が増え、C130輸送機やKC767の離着陸、タッチ&ゴーの訓練が激化してきてきました。3つ目の転換点が2017年、F35ステルス戦闘機FACO(最終組立)初号機の初の試験飛行です。それ以降、F35の試験飛行が行われ、今年度は17回の試験飛行が行われています。
こうした実態を定期的に調査活動しているところです。今年1月15日には、もとむら伸子衆議院議員も参加され、12人の参加者。三菱重工で点検しているF15、F2戦闘機や、小牧基地所属のC130輸送機、U125救難機、UH60ヘリコプターなどが離発着やタッチ&ゴー訓練を行うなど86回の離着陸を確認し、最大114㏈を観測するなどすさまじい爆音となりました。
世代継承も進めながら、今後も積極的に活動してまいります。
(空港の会世話人代表兼事務局長 山本)