憲法会議総会 憲法会議の存在意義の再確認

1月30日第50回愛知憲法会議総会がコロナ禍の中、検温・消毒・換気・三密に配慮して行われ、25人が参加しました。

前半の記念講演は、和田肇名古屋大学名誉教授による「コロナ禍と雇用・アベノミクスの雇用改革の負の遺産」をテーマに、プロジェクターを使ってコロナによっていかに日本の雇用状況が悪化しているかが語られました。

コロナ禍と雇用の現場の特徴、1990年代以降の雇用立法、ポストコロナの課題について話され、コロナ禍で<ズーム>という新しい可能性が開けている事、<ニューノーマル>で働き方・生き方の見方を変えていく事、労働者が働き方の主権者になる事の重要性が語られました。とり わけ国際比較でみた賃金や労働時間の比較、労働組合の組織率の低下などから日本の労働組合についての問題意識は大変考えさせられました。

後半の総会では、議長選出後本秀紀事務局長からこの1年間の総括と憲法集会を含めた方針の提起があり、7人の参加者から以下の発言がありました。

★5月3日のコロナ対策について(全席指定は良い、入場者の連絡先把握の仕方)★総がかり行動に連帯する重要性、日本学術会議の問題など政府への抗議文を出したらどうか。★11月23日に総がかり行動実行委員会の結成総会をした。実行委員会に憲法会議も参加を。★中電前行動が400回目を迎えた。2月1日には原発被害者の裁判もある。★憲法カフェはもっと多くの人に参加を呼びかけたい。憲法が生きる日本を作っていきたい。★西尾市で市議会ウオッチャーをしている。6月には市議選がある。

最後に議案・財政・役員について一括で拍手で確認して終了しました。憲法会議の現状と課題を明確にし、自発的個人と民主的組織の連携という原点に立ち返って、憲法会議の存在意義を再確認した総会になりました。