あいち九条の会  結成16周年記念のつどい

2/20 名古屋市教育館

2月20日、あいち九条の会は結成16周年のつどいを名古屋市教育会館研修室で行いました。コロナ禍ということで、オンラインでの開催とし、ズーム参加28名、会場参加22名に加え、ユーチューブでの発信を行いました。

「憲法情勢と敵基地攻撃論」と題して、講演した日本福祉大学教授の三宅裕一郎さんは、「安倍政権を引き継いだ菅政権は静かに見えにくい状況下で、着々と改憲に向けた動きをしている」と前置きしたうえで、「改憲潮流の一つとしての『敵基地攻撃能力』論の特徴は、①政府が主導して早期の具体化を指示、②米中対立構造の中で自衛隊の役割強化、③「攻撃」表現を回避し「抑止力」と表現することによって正当化しようとしている」と話されました。続いて「コロナ禍のもとでの暮らし その政治について」と題して講演した全商連会長の太田義郎さんは「暮らしのなかから憲法が空洞化していく」「警察国家に向かっているのではないか」「黙っていていいのか」と警鐘を鳴らし、その後の討論と交流では、沖縄からオンライン参加した小林武教授が沖縄の現状を紹介しました。

最後に内河弁護士が「憲法の出る幕がない状況に注意を喚起したい」と閉会あいさつで述べられました。