リコール署名偽造「責任とっておやめください」
3月7日大村県知事リコール署名偽造事件で、署名を推進した河村名古屋市長の責任を問う市民集会が東別院会館で、入場者を250人に制限して行われました。
主催した「表現の自由展・その後」をつなげる愛知の会共同代表の中谷弁護士は、あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」の展示を「日本人の心を傷つける」と攻撃して、開催負担金3300万円を支払わず裁判に訴えられている河村市長の手法は、敵をつくり、差別・排外主義的言動を広げ、攻撃を集中することだと言い、市長と高須氏らが提起したリコール運動はネット右翼の実態を露呈したもの。ネット右翼の支持率は最大で2%程度。今回有効だった署名数約73400筆も2%弱。実態が明らかにならないように、不正が行われたのではないかと指摘。地方自治の最後の砦・リコール運動を貶めた政治的・道義的責任が市長にあるのは間違いないと、主権者として声をあげることの必要性を訴えました。
自分の名前が不正に使われた安城市議の石川さんは、10年前に住んでいた西尾市(高須氏のおひざ元)で、旧住所で名前が使われていたそうです。
続いて「不正リコールを許さない市民の会」の岩城弁護士は、署名運動をしている人から「情報を外に漏らさないよう承諾書を書かされているので不正を告発できない」と相談を受けた。他人の名前を勝手に書くという住民の意志に反することが行われた。名古屋市民の良識をふるいたたせよう、と呼びかけました。
ジャーナリストの金平さんがリモートで発言。大村知事は、政治的には保守リベラル。歴史修正主義者は、近いところにいる権力者に憎悪を注ぎ、手段を選ばない行動にでた、と語りました。
集会後「お辞めください河村市長」などとコールしながらデモ行進をしました。