原発ゼロ名古屋アクション 10年をひと区切りにさせない

3/11 久屋広場

あの忌まわしい東日本大震災・福島原発事故から10年。「原発なくせ」の声をあげて「原発ゼロNAGOYA ACTION」が、3月11日、栄・久屋広場に市民200人が参加して行われました。

「福島原発事故で被った放射能被害は、76年前に私たちが経験したものと同じです」——集会冒頭、愛友会の金本弘理事長が「核」の恐ろしさと廃絶の必要性を説きます。「二度とヒバクシャを作らないと願ってきたのに、四度もヒバクを受けた。これ以上ヒバクシャを作らないために、日本政府は核兵器禁止条約に参加を」と訴えました。

原発廃炉を求める訴訟団や反原発団体が、次々に登壇して訴えます。「この国は原発事故で何を学んだのか」「10年をひと区切りにさせない」「再稼働ありきの原発政策はごめんです」「脱炭素を口実に原発推進を許してはならない」。

日本共産党、社民党、緑の党、立憲民主党(メッセージ)、れいわ新選組(発言順)の各政党からもあいさつを受けました。「被災者の生業が元に戻るまでともにがんばる」「原発に頼らない政策転換を政府に迫っていく」「原発ゼロ法案成立を」。遅々として進まない福島原発事故処理など、菅政権の姿勢を追及する野党に期待が高まります。

集会の最後に全員で黙とうを捧げた後、参加者は少し温みかけた春の宵をデモに出発しました。「原発いらない」「再稼働反対」の声を夜空に響かせます。