「九条を守ろう」が多数派 「九条」と「戦争の悲惨さ」を語り広げよう
5月8日から始まった「平和連続市民講座」第1回 石川康宏氏の講演に、私としては初の体験、オンラインで参加しました。名古屋まで3時間かかる渥美半島、自宅で学習するのにはオンラインは本当に便利です。
特に印象深かったこと、石川氏は資料の画像に「『台湾有事』に武力行使も」と見出しを付け、パソコンには鮮明な画像を使ってのお話です。
その画像で4月22日の「赤旗」記事を示し、日米首脳会談で「台湾問題」が議題となり、国会で中山防衛副大臣が「台湾海峡などで米中が軍事衝突した場合、安保法制に基づく対応を検討している」と答えている。これは台湾有事で日本政府が「参戦することになる」とし、そのための準備が東京都心のヘリ低空訓練、沖縄だけでなく日本の基地国家化、参戦を「目前に控えた準備だ」と述べました。一方で、市民と野党による「安保法制の廃止」と「立憲主義の回復」で、「野党連合政権で日本を救おう」と熱く語りました。
私は、昨年の8月2日「中日新聞」掲載の日本世論調査会の世論調査に注目しました。
「日本が戦後、戦争をしなかった理由は?」との問いに・憲法九条があったから…47%・戦争の悲惨さを訴えてきたから…23%・日米同盟があったから…14% (以下略・筆者)「憲法九条」と「戦争体験の継承」合わせて、何と70%です。同時に「(日本の平和は)日米同盟による」が14%にも。別の意味で注目しました。
また、直近の今年5月1日「毎日新聞」掲載「憲法世論調査」では「日本は戦後75年海外で武力行使をしていません。それは九条の存在があったからこそだと思いますか」との問いに・武力行使しなかったのは9条があったからこそだ…67%・武力行使しなかったのは他の要因もあったからだ…32%
安倍・菅政権の「抑止力・日米同盟の強化で平和を」の大合唱の中で、なお国民は「戦争の悲惨さを語り続け、九条を守ろう」が多数派です。この事に確信を持ち「(日本の平和は)日米同盟のおかげ」と思う14%の人びとに「九条」と「戦争の悲惨さ」語り続けましょう。