千種・名東平和委員会第1回例会報告
“知らなかったということは、被害者ではなく加害者だったんだ”
5月9日結成した当会は、6月26日(土)14:00~生協会館で、第1回例会をもちました。
講師「だまっちゃおれん!原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜原告団長」の岡本早苗さんから、“原発事故は何をもたらし続けているか ”という話を伺いました。事故の2日後、名古屋の兄から「お前なにやってるんだ!?」。「すぐ逃げるんだ!俺が迎えに行く!」という電話をもらい、「目が覚めました。実はそれまで福島に原発があることも知りませんでした。」「それから約10日後、山形の友だち宅経由で名古屋の妹のところに転がり込みました。その後、愛知・岐阜の同じ避難者らと、被害者としての怒りと苦労を共有し、学び合うなかで、加害者である国と東電の加害隠し、責任逃れに “だまっちゃおれん ”と原告に加わりました。5人の子育て、ガンという病魔とたたかいながら、今は原告団長として弁護団、支援者に支えられ忙しい日々を送っています。大阪の原告団のSさんに、 “原発を知らなかったと言うことは、加害者だったんだよ ”と言われ、無知だった自分を恥じ、必死に活動しています」と結ばれました。
つづいて訴訟の支援者でもあり、原発廃炉のたたかいの先頭にたって中電前毎週金曜行動(6月末現在428回)をリードしている武藤聡さんから「私たちが忘れたら思うつぼ。たたかい続けることが重要だ」との訴えがありました。
講演後、岡本さんの頑張りに声をつまらせながらの感想も出されました。参加者は18名でした。次回は、8月21日(土)、城下英一さん(守山在住)から「戦争最前線と後方支援の兵站拠点、守山駐屯地」と題して講演をいただきます。