港区平和委員会 学習会 入国管理法とウィシュマさんの命

7/3 名古屋市港区

港区平和委員会は、7月3日に「出入国管理法とウィシュマさんの命を考えるつどい」を開催。18名で「入管と外国人労働者」問題について、学び・交流しました

山口清明さん(愛知県平和委員会理事・日本共産党前市会議員)が、はじめにウィシュマさん死去の経過説明と問題提起。①入管制度の問題点……全件収容主義、難民認定の少なさ、在留を権利として認めない運用。 ②戦後の入管体制が、戦前の警察行政のDNAを根強く残している。旧特高関係者が業務に従事した。③国籍や在留資格に関係なく、すべての人が平等に尊重される在留管理制度にする必要がある。
続いて榑松佐一さん(元愛労連議長)のゲストスピーチ。 

2007年愛労連事務局長のとき、トヨタの下請けで働くベトナム人の相談を受けたのがきっかけで、それ以降、年間50件ほどの相談にかかわり、いまも外国人技能実習生の援助に奮闘中。外国人労働者数は、2008年486人が2020年1724人に。愛知県は外国人労働者が多い。港区は一番多く、住民の10%が外国人。「外国語がわからなくても、相談に乗ってやってほしい」との訴えがありました。

「(外国人を)安い労働力としか見ていない国のあり方に、私たちの目が正しく向いていないことが問題」などの意見もあり、港で暮らし、働く私たちの課題として、日本で暮らしている外国の人たちも実態をもっと知り、できることから助けあっていくことの大切さが実感できました。