被爆者支援・連帯の活動を 愛友会総会と被爆者行脚

愛友会は、7月10日、総会を開催しました。活動報告、方針を報告された金本理事長は、開口一番「元気でいることが一番」と。昨年度の2大成果は、核兵器禁止条約が発効したことと、被爆二世手帳の実現のめどがついたことであったと喜びを語られる一方、国家補償に基づく援護法については、受忍論の壁があつく、原爆症の最高裁の敗訴判決もあり、実現のみちが険しいと無念を話されました。

核兵器禁止条約の批准を日本政府に実現させるためには、国そのものを変えていく運動にしないといけない、国会議員に話をすること、国を変える運動の認識を持つことが大切であることも強調されました。

被爆者の平均年齢は84歳。全国の状況を見ると愛友会の組織は大丈夫そうにみえますが、昨年も多くの仲間が亡くなっている。会員でない、被爆者とのつながりを作っていました。

「これからの被爆者行脚を考える学習会」

7月25日には、「これからの被爆者行脚を考える学習会」が被爆者支援ネットの主催で開催され、被爆者6名、支援者6名が参加しました。被爆者行脚は、被爆者が県内のすべての自治体を訪問し懇談する活動で、50年以上の歴史があります。昨年は、懇談を実施するのは一部自治体のみにし、あとの自治体は申し入れの回答を受け取るだけで訪問する行動を行いました。被爆者からは、被爆体験を自治体の職員に語ることの大切さや、伝統ある行動を続けていきたい、支援者からも、被爆者が一人になっても続けなければならないとその意義を強調されました。反核平和団体の支援で被爆者行脚を支えていくために、ご協力をお願いします。