あいち・平和のための戦争展30年 コロナ禍2年ぶりの開催

昨年、コロナの影響で中止となっていた、あいち・平和のための戦争展が8月12日~15日まで名古屋市東区の市民ギャラリー矢田で開催し1113人が参加しました。昨年からはじまったインターネット展示会も同時開催しました。

8/15 市民ギャラリー矢田

36団体がこの間の調査・研究、運動などの展示を行いました。新たに参画した「東海市の戦争を記録する会」は戦後75年の昨年に戦争の記録をまとめるため、記録の収集、体験者の聞きとりを行い今年冊子を発行しました。高射砲陣地を保存・戦跡地とするよう市に働きかけ、昨年その工事がはじまり運動が実を結ぶなどの成果を展示しました。

名古屋空襲研究会は、中区錦や大須の空襲前の地図を発見・復元し展示しました。当時の様子を知ることができると話題になりました。次の世代に引き継ぐための努力を強め、小島理事長の呼びかけのもと「若者も参加したくなる戦争展をめざす懇談会」を立ち上げ、教員関係者が議論を重ねてきました。その結果、今回は、中国戦・沖縄戦の実体験を語り今年5月に亡くなった「近藤一さんを語り継ぎしのぶ会」を開催。高校生30人が参加するなど、戦争を継承するとりくみが行われました。

2019年の来場者数は1840人で、減少していますが、コロナ禍のもと展示内容や青年への働きかけの努力など、次につながる展示会となりました。