あいち総がかり行動総会 今こそ憲法が生きる政治を

3/19 鯱城ホール

国連憲章の精神を踏みにじるものであり、明確に国際法に違反します」―3月19日、鯱城ホールに115人が参加して開かれた「憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO!あいち総がかり行動」の総会の議案がロシアのウクライナ侵略を糾弾します。そして、この事態に乗じて「台湾危機などを煽り、軍事力の強化や9条改憲などの声」に警鐘を鳴らして、「ロシアのウクライナ侵略という中で、憲法の価値をいま一度確認していきたい」と訴えました。

更に総会議案は、改憲策動を加速させる役割を果たしている維新の会や国民民主党を指弾し、来る参議院選挙で改憲勢力の勝利を許せば彼らにとっては「黄金の3年間」になると述べて、7月の参議院選挙が「改憲阻止の試金石」と警告を発します。冒頭の開会あいさつを行った中谷雄二共同代表も、「軍事同盟の力対力の対決が人類の存在そのものを脅かす事態」と述べ、「ウクライナ問題を利用して軍事を前面に押し出してくるかつてない危険な状態、まさに正念場に立たされている」と訴えました。総会は共同代表の高橋信、塚本聡子、中谷雄二、長峯信彦各氏をはじめとする役員体制と議案を、大きな拍手で承認して終えています。

続いて記念講演を行ったのは、清末愛砂室蘭工業大学大学院教授です。「改憲の流れを止めよう、今こそ憲法が生きる政治を」と題して講演を行った清末氏は、平和主義の観点から憲法24条の意義を語りました。「非暴力に基づく平和主義でつながる9条と24条」―男性中心の支配秩序の否定などジェンダー平等が平和な社会を築く大本にあるという言葉に、説得力があります。

総会後には、若宮大通から栄の中心街へデモ行進が行われました。途中、若宮広場で行われていた「辺野古新基地反対コンサート」の参加者からも、連帯のエールが送られます。