集会報告 『生業(なりわい)訴訟原告に聞く福島の被害』

3/15 イーブルなごや

集会主催者は、福島県から愛知・岐阜に避難し、名古屋高裁で賠償請求訴訟を闘っている「だまっちゃおれん訴訟団」。ゲストは、福島県の生業訴訟で原告として闘ってきた服部崇さん。原発避難者と福島在住者が対面し、原発事故とその後について議論をする、異例の集会となりました。

服部さんの報告では、福島の農民連がどのような取り組みをしてきたかを振り返り、国の「除染事業」や「復興」がまったく成果を上げていない現状が紹介されました。話は福島県産品にたいする「風評被害」の問題にも及びます。「風評被害というのは根も葉もないウワサで品物が売れないこと、しかし福島の実態は、根からも葉からも放射性物質が検出されているんだ」と服部さんは訴えます。「風評被害」という言葉で汚染被害の実態をごまかし、被害者救済を先延ばしにしてきた国の姿勢を批判しました。ディスカッションでは、国と東京電力による汚染隠し・被害軽視の問題を議論しました。だまっちゃおれん訴訟の原告は、「服部さんの話を聞いて、これまでずっと抱えてきた胸のつかえがとれた」と言います。「風評被害」「避難指定解除」「復興」といった報道とキャンペーンが、原発避難者たちを苦しめてきたこと、また避難者と福島在住者が、対立する関係におかれていると思わされてきたことを振り返りました。今後は、損害賠償請求訴訟をとおして、避難者と福島在住者が連帯し、運動を拡げていこうと呼びかけました。