平和のための戦争展・守山

守山区・誓願寺

「平和のための戦争展・守山」は、去る10月9・10日、守山区の誓願寺さんをお借りして開催しました。20数年間続けていると、さまざまな方から貴重な資料・資材をお預かりしてきました。「家を片付けていたらこんなものが出てきました」「親の遺品を整理していたら何か貴重なものが出てきたので…(もっとも私も母方の実家のゴミ屋敷から随分持ち込みましたが)。3年前の第24回戦争展では1年間かけて整理したこれらの戦争資料を一斉に展示し、カタログに収めました。

ところがここで突如起こったコロナ禍、次の準備を進める会議も開くことができないまま丸2年が過ぎました。

3年ぶりの開催となった今回は、日数を減らし、講演や語り手・文化企画といった企画も極力減らしての開催としました。語り手は被爆者の金本弘さん、そして誓願寺住職の法話が本堂で行われました。

金本さんの記事が、中日新聞に載り見て来た人もいて、二日間で200名近い方が見学されました。多くは守山区内の方ですが、中には県内各地から開催を聞きつけていらっしゃった方もありました。遺品を実際に手に取ってみたり、手記に目を通したりして、本や映像では学ぶことができない体験をしていただきました。

守山区平和委員会は、「かなり危険です!岸田政権」と題して米軍と一体になった危険な動きや、愛知で行われている長距離ミサイルの開発、F35組み立て・整備や、陸上自衛隊第10師団の市街地戦闘訓練などを展示し、軍備増強ではなく、外交努力をと訴えました。また、受付の横で、「日本の法律を在日米軍にも守らせる」「核兵器禁止条約」「憲法」の署名を並べて集めました。